和名:ガンガゼ(岩隠子)
英名:black long spine urchin(黒いトゲの長いウニ)
学名 : diadema setosum
ガンガゼ目ガンガゼ科
体の特徴
体長:約30~40cm(殻の大きさは5~9cm)
形:丸い形状で底面は平たい
全体からトゲが生えており、上部は長く下部は短い
長い部分は30cmにもなる場合がある
中心には上部中央には肛門があり、膨らんでいる
体色 : 黒で少し紫がかっている
肛門はオレンジで真ん中が黒くなっており、その周辺に青い模様が入っている個体もいる
体のやや上部に白い点が五つあるが個体によっては青い場合もある
ウニ類の中でトゲが長い種になっているので、いかにも刺されたら痛そうな見た目をしています。
肛門が体の上についているという不思議構造で、肛門周辺がとても綺麗です。。。

いる場所・食べ物
いる場所:岩場
岩陰などに集まる習性がある
天敵の魚に狙われない為に岩陰で密集していると考えられている
基本は群れをつくっているが単独でも見かける
100匹以上の群れをつくることもある
食べ物:藻類やデトリタス(プランクトンの死骸など)
藻場に大量発生して全てを食い尽くしてしまうという被害が出ている地域があります。
藻場は様々な生物にとって重要な場所なので、ガンガゼの駆除活動が行われています。

その他生態
威嚇 : 外敵が近づくと激しくトゲを振って威嚇
外敵の影を殻の表面で感知することが出来る
毒 : トゲに毒を持っている
刺されると強い痛みを伴い、毒は呼吸困難になる場合もある
トゲは先端が鋭いので刺さりやすく返しがある為抜けにくい
非常にもろいトゲで刺さったまま折れてしまう場合が多く、体内に残りやすい
寿命 : 不明
自然界での正確な寿命は不明だが、水族館では20年生きている個体がいるらしい
人とのつながり
食用:地域によっては食べられる
苦みとえぐみがあるのでそこまで人気はない
エサにブロッコリーなどを与えると苦みなどがなくなり食べやすくなる
愛南町ではウニッコリーとしてブランド化を目指している

見えるかもレベル
海底が見える船(通常コース) ★★★
海底が見える船(冬季コース)★★★★★
ダイビング ★★★★★ (おおよそどのポイントでも見れる)
体験ダイビング ★★★
シーウォーカー ★★★
スノーケル ★★★
※水温や潮の流れなど環境条件によって変化します
