西海観光船 愛南生き物図鑑 No.21 イセエビ

愛南町の海
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和名:イセエビ(伊勢海老)
英名:Japanese spiny lobster (トゲだらけのロブスター)
学名 : Panulirus japonicus
十脚目イセエビ科

体の特徴

体長:約20~30cm
   まれに50cm程になる個体もいる
   重さは1kgにもなる場合がある

形:全身が殻に覆われており、全体にトゲが付いている
  頭部に長い触角が2本ついている
  雄は触角と足が長い
  雌は腹肢(お腹についてるビラビラ)が大きい

体色:体全体が赤みがかった褐色
   腹肢は青い
日本を代表する大型のエビです。鎧をまとっているかのような殻と全身に生えるトゲがとてもかっこいいです。腹肢の青がとても綺麗です。

いる場所・食べ物

いる場所:外洋に面した浅瀬の岩場
     昼間は岩陰でじっとしている
     単独または複数でいる

食べ物:貝やウニ、小魚など肉食性
    貝は顎で殻を粉砕し、中身だけを食べる
    まれに海藻を食べることもある
昼間に岩の間を覗くと身を潜めている時があります。少し臆病で、近づいたり光を当てると奥の方に隠れてしまいます。

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その他生態

活動時間 : 夜行性
     夜になると岩陰から出て活発になる

産卵期 : 5~8月
    約50万個程産むとされている
    雌が腹肢につけて育て、1~2カ月で孵化する
    産卵期には一列になり大移動する姿が見られる

天敵 : サメやイシダイ、タコなど 
   天敵のタコを避けるためにウツボと共生することがある
   ウツボはタコの天敵として知られている
   天敵に遭遇すると発声器官からギーギーという音を出して威嚇する

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人とのつながり

食用:よく食べられる
   古くから食べられており、高級海産物として位置づけられている
   市場相場は1kg最低5,000円で高い物だと10,000円にもなる
   刺身やボイル、焼きが人気で、殻は良い出汁が出る
高級エビの名に恥じないおいしさがあります。刺身はぷりぷりしつつもしっかりとうま味があります。個人的には出汁を使ったお味噌汁が好きです。。。わら

見えるかもレベル

海底が見える船(通常コース) ★
海底が見える船(冬季コース) ★
ダイビング  ★★ (おおよそどのポイントでも見れる)
ナイトダイビング ★★★★★
体験ダイビング ★
シーウォーカー ★
スノーケル ★
※水温や潮の流れなど環境条件によって変化します

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