西海観光船 生き物図鑑 No.12 アオウミガメ

スタッフBlog
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和名:アオウミガメ(青海亀)
英名:Green turtle (緑のカメ)
学名 : Chelonia mydas
カメ目ウミガメ科

体の特徴

体長:約100~150cm

形:甲羅は幅広く卵型で放射状の模様がある
  大人のオスは甲羅のお尻部分が少し細長い
  頭は小さい
  口先は飛び出しておらず丸みを帯びている
  歯の表面はギザギザになっている

体色:青緑の体色
   腹面は白い
   甲羅は茶色や黒など個体によって変化する
海に入ったら一度は見ていただきたいのがウミガメです。海で出会える爬虫類は特別感があります。綺麗な体色と甲羅の模様をじっくりと観察して下さい!

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いる場所・食べ物

いる場所:水温が高く浅い沿岸

食べ物:主に海草、藻類
    時おりクラゲなどを食べる姿も見られる
    飼育下では魚やイカも食べることから肉食性も強いとされている
    海草類の色素の影響で体が青緑になる
運がいいと食事シーンに出会えるかもしれません。海草を一生懸命ぱくぱくしている姿は、なんとも言えない可愛さがあります。

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その他生態

寿命 : 約70~80年

産卵期 : 5~8月
    砂浜に60㎝程の穴を掘りその中に産卵する
    一回の産卵で100個ほどを産み、これを2~4回行う
    卵は45~70日で孵化する
産卵の時に母カメが泣くのが有名です。鹿島でも去年産卵の跡があり、子供が孵化した痕跡があったのでまた産卵しに戻ってきてくれるかもしれません!

人とのつながり

食用:地域によって食べられる
   沖縄や小笠原諸島などで食べられている
   刺身や煮込みが主流
   一部の認可を受けた者のみが、数の制限を設けられて捕獲を許されている

絶滅危惧種 : 乱獲や環境汚染などにより減少傾向
      食用による乱獲の影響で個体数がかなり減っている
      世界中で保護活動がされており、多くの国に間で取引は禁止されている
      近年では個体数が増加している地域もある
漂っているゴミを食べて死亡する事例もあります。。一人一人の環境を守る意識がカメを救うことになります。まずは小さなことから、ゴミはゴミ箱へ。

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見えるかもレベル

海底が見える船(通常コース) ★★
海底が見える船(冬季コース) ★
ダイビング  ★★★ (主に横島、鹿島周辺)
体験ダイビング ★
シーウォーカー ★
スノーケル ★
※水温や潮の流れなど環境条件によって変化します

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