陸上スタッフを含めて、総勢60名以上の方々にお集まり頂きました。ありがとう御座います。今回は一般参加の方々の他に、宇和島海上保安部、環境省、水産庁、ダイビングメディアのオーシャナ、CATV、愛南町役場の皆様にもご参加頂いてます。来年以降も引き続き継続していきますので、毎年の夏の始まりにご参加頂けますと幸いです。
ビーチクリーンのスケジュール
10:00頃に開会式を行って、午前に一度、海中清掃。午後は無人島の鹿島へ渡ってサンゴ保全活動を行っています。
ただ…この日は遠くにある台風の影響を受けてしまいました。風が強かったため鹿島のサンゴ保全は中止にして、目の前の海で遊ぶことになりました。
開会式~





(幾つかの写真は、オーシャナの坪根雄大さんにご提供頂きました。)
開会式に伴って、注意事項などを説明してから海中清掃を開始します。必ず二人以上で組になって潜ることや、もしもの時のこと等。意外と危ないのが、ペットボトル等の液体類を空けてしまうことです。何が入っているか分からないので、注意が必要です。

海のコンディションは、10段階中の9。
10が最低です。9です。
季節風で吹く北西風が吹いてしまって波があった事と、連日の大雨のせいで水の中が何も見えません。年間を通して、一番透明度が悪いレベルでした。私達は冗談で「水の中がお味噌汁」と表現しています。


それぞれのチームに分かれて、50人が一斉に海中へ入ります。

これが海の中の様子です。3m先が見えません。ですが愛南町の海が豊かなのは、この濁りがあるからです。魚の餌であるプランクトンが広域へ行きわたって、多種多様の魚達が生活できる環境を支えています。濁りは悪い物ではないのですが、私達の目には、あまり良い物には感じられないですね。
数100匹のアジの群れが、桟橋近くに生息していました。水中に浮かんでいるプランクトンを一生懸命に食べているのが観察できます。動画の通り、私たちの目線からでは透明度が悪く、周りが何も見えなくなっています。




場所によっては、濁りがましなところも。皆さん、沢山ゴミを集めて頂いていました。

陸上テトラポットの上では、宇和島海上保安部、愛南町役場の方々が掃除をして下さっています。
昼食と、その後


お弁当を食べながら休憩後、この後でもう一度、海へ入ります。
この日は荒れていましたので、鹿島へは行かずにもう一回自由に潜って、遊んで頂く流れになりました。


1本目で集めたごみ達。

今度は遊びで海に入ります。

底の方は先ほどよりも濁っていましたが、水深3mより浅い部分が急に霧が晴れたように綺麗になりました。南の方から来る黒潮がとても綺麗なので、頻繁にこのようなことが起こります。また、雨水で濁った下の方の水は冷たく、上の方に上がってくるとぬるま湯の様に水温が高くなります。南の潮は暖かくて綺麗なのです。
今年は海藻類が沢山生えて、海の中は魚が多いように感じます。

皆様、来年もご参加下さい。
最後に、愛南町の夜 簡単なご紹介

愛南町は港がそばにありますので、食べ物がとてもおいしい町です。
幾つか居酒屋さんがありますが、数十年続けられているお店も多く、昔ながらの大将が美味しい物を食べさせてくれます。


イベントの最後には、そのような居酒屋さんで宴会を行うことが多いです。これらも含めて、愛南町の魅力ですので、お越しいただいた際には、夜の街にも足をお運び下さい。