西海観光船 愛南生き物図鑑 No.33 トラフナマコ

愛南町の海

和名:トラフナマコ(虎斑海鼠)
英名:Stubborn sea cucumber (固いナマコ)
学名 : Holothuria pervicax Selenka
ナマコ目クロナマコ科

体の特徴

体長:20~30cm

形:細長い筒状で太いミミズの様
  触るとやわらかいが刺激が加わると固くなる
  
体色:薄茶色の体色に濃茶色の斑点模様が入る
   お腹側は白い
ニョロッとプニプニで少し不気味です。苦手な人は見た目も感触もダメかもしれません。。。わら
水族館のふれあいコーナーでよく見かけるので、機会があったら触ってみてください。

いる場所・食べ物

いる場所:岩場や砂地

食べ物:主にデトリタス(海底にたまった有機物)
    砂や泥ごと飲み込む
    飲み込んだ砂や泥は排泄物となるが、有機物は分解されているので綺麗になって排出される
    一年間で30kg程食べる
海底の掃除屋として有名です。綺麗になった砂や泥は炭酸カルシウムやアンモニアを含んでいるため、サンゴの成長を助ける肥料になっているという話もあるみたいです。

その他生態

共生 : ナマコマルガザミやカクレウオ
   ナマコの肛門に住んでいることがある
   今の研究結果ではナマコが一方的に家として利用されていると考えられている
   この場合は片利共生となる
   片利共生は片方には利益があり、もう片方は利益も害もない関係
   片方に利益があり、もう片方に害がある関係は寄生となる

攻撃 : キュビエ管
   外敵からの攻撃や刺激が加わると、肛門からベトベトのキュビエ器官(内臓)を排出する
   外敵に絡みつき、動きを封じることが出来る
   排出されたキュビエ器官は体内い戻ることは無いが、1~3か月で再生する

毒 : 毒あり
  体内にホロチュリンという毒を持っている
  ナマコの多くの種がこの毒を持っている 

人とのつながり

食用:食べられない
   体内に毒がある為食べられない
   摂取してしまうと、最悪の場合は死ぬ可能性もある
危険なので食べないで下さい。
食用として認知されているナマコは極端に毒の量が少ないので、生でも食べることが出来る

見えるかもレベル

海底が見える船(通常コース) ★★★★
海底が見える船(冬季コース)★★★★
ダイビング  ★★★★★ (おおよそどのポイントでも見れる)
体験ダイビング ★★★★
シーウォーカー ★★★★
スノーケル ★★★★
※水温や潮の流れなど環境条件によって変化します

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