SSI・インストラクタークロスオーバー講習。冬はプロ向け講習に丁度良い時期。

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栢島の、とあるお店のインストラクターさんから、依頼を受けました。他の指導団体からのクロスオーバートレーニングです。SSIの日本支部から最初に相談を受けて、東京迄行くよりは愛南町で講習を受けた方が旅費がかからないから良いって話で、私の元へ来て下さいました。

愛南町でプロコースまで完結できるのは、中々便利だと思います。
その時の講習内容をご紹介します。

クロスオーバートレーニングってなんなのさ

ダイビングの教材を作っている会社「指導団体」が世界中に沢山あります。
有名なSSI、PADI、NAUI、CMAS等のことをまとめて、指導団体と呼んでいます。民間の会社なので、星の数の様に指導団体がありますが、講習内容がバラバラだと安全面に支障がある。だから世界基準を設けて、教えないといけない内容の統一化がされています。

とはいえ、たまに指導団体を変更したくなる時があるのですよね。
保険料、保険料や、保険料とか、保険料など、団体に差がありますので。
(あまり詳細に書くと怒られるかも。)

そこで出てくるのが、クロスオーバートレーニングです。インストラクターの資格を持っていれば、本来の講習よりも簡単な講習で、指導団体の変更が可能になっています。

私が担当したのは水中セクション。

  • バディとエア供給して浮上
  • 緊急スイミング浮上
  • 緊急浮力浮上
  • 水中での意識不明者の救助

上記が必須科目。
他に、学科、オープンウォータースキルの復習等の項目がありますが、SSIでは2024年末から、IEと呼ばれるインストラクター試験の再試験が必須になりました。

インストラクターの教えるレベルの水準を低くしたくないので、他の団体から移動してくるときは、インストラクター資格を所有していても、テストを受けてねって話です。
講習を受けて、IEと呼ばれるテストに合格したら、SSIに変更ができる。
クロスオーバートレーニングの流れです。

今回のインストラクタークロスオーバートレーニング

既にご自分のお店で沢山の講習性を教えている方でしたので、目新しいことをお教えするよりかは、人間がどのように新しい知識を吸収するかなど、知っていたら自分の講習を早く教えられるようになる技術等を沢山お話していました。

水中は問題ないことが分かっているので、必殺技の確認をした後は、ファンダイビングで遊びます。

先頭で砂を巻き上げる技術をお教えしているのは私です。ぶわーっ。

実は中々荒れていたので、レスキューのおぼれた人が大変でしたね。
水温は18℃。6月までは冷たい時期が続きます。