こんにちは。
小野です。
気温も下がりすっかり冬ですね。
水温は20℃まで下がりドライスーツに切り替えました。
少し前までウェットで粘ってましたが、心が折れました。。。
愛南は冬になると、爆風が続きます。
北西の方向からの風が強く吹き、遮るものが何もないので大変なことになります。

いつも使っている桟橋です。
波で飲み込まれています。。わら
桟橋正面の何もないところから風が吹くので、こんなことが起きます。。。
こんなときは逆側の海、東側の湾内へ避難して潜っております。
東側のポイントの一つが『浮き桟橋下』です。
港にある浮桟橋の下を潜ります。

ここの下です。
港ってなにもないと思われがちですが、場所によっては意外と面白いところもあるんです。
エントリーして水深20m付近に船が二隻沈んでいます。
大きさはそれぞれ15m位です。

ちょっとした漁礁のような感じになっています。
船の周りにはクロホシイシモチが群れていたり、中にはイセエビが隠れていたりします。
壁面にはウミウシも数種類かいたりいなかったり。

ここから浅い所へ戻ります。
戻る途中も昔捨てられた漁具などがあり、小さな漁礁になっているところが結構あります。
あとゴルフボールが大量に落ちてます。わら
聞いたところによると、大昔に桟橋から海に向かって打ちっぱなしをしていた人がいたらしいです。。。
信じるか信じないかはあなた次第ですが。。。
そんなこんなで水深5m付近に来ると謎の人工物が出てきます。

なにかの養殖跡です。
ここ、水面からカゴが吊るしてある感じがあまり見ない光景なので好きです。
ここの周りも魚が結構群れています。

見上げるとこんな感じです。
群れているのはクロホシイシモチです。
中々綺麗です。
吊り下げられているカゴのひとつにこんなものがあります。

なにかわかりますか?
正体はガンガゼです。
ガンガゼはウニの仲間で、長い棘を持ってもっています。
飼われています。
ただ飼われているのではなく、ブロッコリーの芯を餌としてあげているんです。
なぜこんなことをしているのか。。。?
『ウニッコリー』をつくっているのです。
ガンガゼはそのまま食べるとえぐみが強く食用には向きません。
そこで、エサにブロッコリーをあげてえぐみを抜いて食べやすくするのです。
ウニとブロッコリーでウニッコリーというわけです。
こんなのが見れるのもここの港ならではですね。
最後は少し話がそれましたが、港って実はいろいろかもよというお話でした。
小野

