西海観光船 生き物図鑑 No.18 ウツボ海底が見える船西海観光船 生き物図鑑 No.18 ウツボ

スタッフBlog
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和名:ウツボ(鱓)
英名:kidako moray(気性の荒いウツボ)
学名 : gymnothorax kidako
ウナギ目ウツボ科

体の特徴

体長:約60~100cm

形:細長く、にょろにょろとした体
  頭に付け根から尾にかけてヒレが続いている
  鱗は無い
  口は大きく、鋭い歯が並んでいる
  鼻管と呼ばれる突起が鼻の左右についている

体色:体色は黄色で茶褐色のまだら模様が入る
魚のような見た目ではないですが、魚です。。。わら
にょろにょろと動くので苦手な方も多いですが、よく見るとつぶらな瞳でかわいいです。

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いる場所・食べ物

いる場所:岩場など隠れ家になるものがある場所

食べ物:魚、甲殻類、貝類など幅広い物を好む肉食性
    中でもタコが好物
    獲物に噛みつくと自分の体を回転させて弱らせる(デスロール)
岩場から顔をだしてこちらの様子を伺う姿が何とも言えない表情で面白いです。
意外と臆病なので近寄ると逃げてしまうことが多いです。ただ、噛まれたら確実に病院送りなので触るのは厳禁です。。。

その他生態

活動時間 : 夜行性 
     夜になると活発になり、岩場から出て狩りを行う

共生 : クリーニングする生物やイセエビと共生する場合がある
   クリーニングするエビ類やベラ類などに体の汚れを食べてもらっている
   イセエビの天敵であるタコが寄って来た時に捕食する

産卵期 : 8月頃
    夜になるとペアになり複数回に分けて産卵、合計数万個産む
    20cm未満の子供は岩に隠れており、ほとんど目にしない

顎 : 口の中にもう一つの顎を持つ
  口を開くと中の顎が前に出て、閉じると奥に戻る仕組み
  獲物を食道まで運ぶ役割になっている

寿命 : 野生化では約40年、飼育下では約20年生きるとされている
共生しているエビが口の中に入っているのを稀に見ることができます。掃除してくれているのを分かっているのでエビを食べることはありません。
とても賢いですね。。。

人とのつながり

食用:食べられる
   淡泊な身質で皮の下はゼラチン質になっている
   特に高知県では有名でタタキや唐揚げで食べられることが多い

見えるかもレベル

海底が見える船(通常コース) ★★★
海底が見える船(冬季コース)★
ダイビング  ★★★★★ (おおよそどのポイントでも見れる)
体験ダイビング ★★★
シーウォーカー ★★
スノーケル ★★★
※水温や潮の流れなど環境条件によって変化します

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