西海観光船 生き物図鑑 No.14 クマノミ

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和名:クマノミ(隈魚)
英名:Yellowtail anemone fish(黄色い尻尾のイソギンチャク魚)
学名 : Amphiprion clarkii
スズキ目スズメダイ科

体の特徴

体長:約10~15cm

形:楕円形
  体高は高い

体色:黒い体色で白い横縞が2本入る
   黒い部分は成長とともに広がっていく
   お腹面と尾ビレはオレンジ色
   地域によって色の個体差がある
   稚魚は明るいオレンジの体色に白い横縞が入る
白の縞模様がとても可愛い魚です。あの映画で有名なカクレクマノミとは別の種類です。
あちらは、体全体が明るいオレンジ色で白い横縞が3本入っています。

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いる場所・食べ物

いる場所:浅い岩場などのイソギンチャク付近で生活
     イソギンチャクと共生している
     クマノミは周囲を泳ぐことで新鮮な海水を与え、天敵から身を守る
     イソギンチャクは天敵から身を守りつつ産卵場所を提供する

食べ物:主にプランクトンや藻類を食べる雑食性
イソギンチャクからこちらの様子をうかがっている姿がとても愛らしいです。自分自身を家にされるイソギンチャクはどんな気持ちなのでしょうか。。。わら

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その他生態

産卵期 :春~夏頃
    イソギンチャク付近の岩肌などに卵を産み付ける
    一夫一妻で雄が卵の世話をする
    
性転換 : ペアになると体が大きい方が雌に性転換する
    大きい方がより多くの卵を産むことができるからと考えられている

粘液 : クマノミは、自身が出す粘液によってイソギンチャクに刺されない
   粘液はイソギンチャクと触れ合うことで徐々に獲得できる

威嚇 : 敵が近づくとカチカチと音をだして威嚇する

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人とのつながり

食用:食べられない
   食用で流通することはほぼない
   ごく一部の地域では食べることもある
おいしいのでしょうか。。。鑑賞魚としての人気はとても高く、水族館や個人で飼育しているのをよく目にしますね。

見えるかもレベル

海底が見える船(通常コース) ★★★
海底が見える船(冬季コース)★★★
ダイビング  ★★★★★ (おおよそどのポイントでも見れる)
体験ダイビング ★★★★★
シーウォーカー ★★★★★
スノーケル ★★★★★
※水温や潮の流れなど環境条件によって変化します

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