国立公園、サンゴ保全活動のご紹介。愛媛、愛南町の西海観光船。

サンゴ保全活動、ビーチクリーン活動のご紹介

サンゴ保全活動
2018年の保全活動は、ボート二隻で20名ほどが集まって活動しました。最後に皆で記念撮影をした様子です。

愛媛の南端、愛南町でサンゴ保全活動

故郷の海に、少しだけの恩返し。

足摺宇和海国立公園の特別保護地域。

サンゴ保全活動などのご紹介です。

水中でレイシガイ(サンゴを食べてしまう貝類)を駆除する女性ダイバー

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活動紹介 サンゴ保全活動

沖のポイント、5号地クロハエは赤や緑のサンゴが綺麗に色をつけています

豊かな生態系。サンゴの海。

国立公園 特別保護地域。

人の生活にかかわる重要なポイント。

長期間の観測を行っています。

匹を超える沢山のイサキがサンゴ群生地を泳ぎまわる。サンゴがあることで豊かな生態系が作られています。

サンゴがあると小さな魚の住処に。

それを捕食する中型の魚が住み着いたり。

豊かな生態系、多くの魚が集まります。

食害生物による被害

手のひらを広げて隣に比べてみた、大型のオニヒトデ。40cmはあります。

この海域全体では微弱ながらサンゴは増加していると言われています。

ですが、局所的にサンゴが無くなってしまう地域も。

原因の一つに、食害があります。

オニヒトデに食べつくされてしまった塩子島のサンゴ群。沢山のサンゴ真っ白になっています。

オニヒトデが爆発的に増えると、辺り一面のサンゴを食べつくしてしまう、

この地域は2017年からオニヒトデが増加しました。

手前の白い部分は食べられた直後。

奥の緑色部分は時間がたって、サンゴの上にコケが生えた場所です。

もっと時間が経過すると、茶色っぽくなります。

昨年度に食べられてしまったサンゴ達は瓦礫の山のように、茶色くなってしまいました。

1年前に食べられた場所は瓦礫に。

海藻類が沢山生えています。

じつはサンゴの死骸の上にサンゴが重なり、

層になった状態を「サンゴ礁」と呼んでいます。

未来にはサンゴ礁ができるのかもしれません。

他にも、台風などの大波で海がかき混ざった際に

サンゴが割れてしまうなどの被害がとても多いです。

食害生物の対応で難しいことは、駆除後の影響。

悪者と決めつけて駆除をするのは簡単ですが、

分かっていないことも多いので、考えながら行動をしないといけません。

オニヒトデが集団でサンゴ食べている様子

年に一度、ビーチクリーン活動

ビーチクリーン活動のご紹介。瀬ノ浜のスロープから水中の清掃活動のために海に入るダイバー達。

海中清掃活動、ビーチクリーン

Cカードをお持ちの方はどなたでも。

2021年は27年目、27回目の活動。

年に一度。6月末に開催します。

皆で集まってビーチクリーン活動の開会式。おおよそ20名程のダイバーと愛南町役場の職員や、宇和島海上保安庁の皆様が集まって話を聞いています。
水中では二人一組になって清掃活動を行います。赤い網袋を持って、ゴミを集める二人のダイバー。

安全確保しながら。

皆で一斉に海の清掃活動。

集まった沢山のゴミは陸揚げ後に、種類分けしてから処分します。

空き缶・瓶類が多いです。

大きい物は危ないので後で。

陸上では宇和島海上保安庁、

役場職員の皆様が清掃活動に参加してくれます。

風と波で流れてくる漂着ゴミが沢山。

いつもトラックが満載になっています。

活動へのご参加希望など

Cカードをお持ちでしたらご参加頂けます。

普段は出来ない活動を行う中で、環境について考える、

触れる時間を作ることも、私達の一つの目標です。

ご想像・ご希望よりも、緩い活動を行うと思いますが

怪我をしないように、無理のない範囲でご活動下さい。

ビーチクリーン活動は毎年6月末頃。

ファンダイビングの予約カレンダーから、予約できます。

その他保全活動については、いつでもお問合せ下さい。

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